Cafe TANNE

Cafe TANNE  

ならまち下御門商店街の入り口に佇む「Cafe TANNE」。
オーナー様がテナント探しをしていた時、いくつもの物件を見て回る中で「ここがええんちゃうか。」と直感的に感じた場所でした。

その決め手となったのは、まず「立地」の良さ。
ならまち下御門商店街の入り口という絶好のロケーションで、人通りも多く、多くの人に愛されるカフェになる予感がありました。

そしてもう一つは、「かたち」の良さ。
シャッターを開けると、縦長でストンとしたクセのない空間が広がっていて、「ここは店舗デザインが作りやすい」と、私たちは感じました。
また、サイズ感も1人〜2人でお店を回すのにちょうど良く、既存の吹き抜けもそのまま活かせる「この物件」との出会いから、お店づくりのお手伝いが始まりました。

世界観を出すために店内の家具にはこだわり、テーブル、チェア、ベンチ、サイドボードなどのチーク材の家具は、インドネシアの家具職人との繋がりを活かし、バリ島産のチーク材を用いたオーダーメイド。木の温もりが、お店全体に心地よい雰囲気をもたらしています。
カウンターには大理石のモザイクタイルを施し、自然素材の温かさと石の持つ重厚感が調和した空間が生まれました。

店名の「TANNE」は「もみの木」という意味。
その名前の通り、しっかりと根を張り、12年以上もの長きにわたって地域の人々に愛され続けています。
ならまちの歴史ある商店街で、新たな時間を刻み続ける場所。

この場所で過ごすひとときが、訪れる人にとって特別なものになることを願って、空間をかたちにしました。

Cafe TANNE