設計・デザイン
暮らしから考えるデザイン。
店舗デザイン・施工も手掛ける平岡工務店では、見た目のカッコ良さやおしゃれさを意識した設計・デザインをすることを得意としていますが、それが最優先とは考えていません。
住宅の場合はお店と違い「暮らし」が存在するため、どれだけカッコ良い家でも、そこに住まう家族が暮らしにくくては意味がありません。忙しい毎日にストレスを感じる事がない家事導線、休日に出かけなくてもお家に居てのんびりリフレッシュしたくなるなど、暮らし始めてからどんどん愛着が増して愛され続けるようなお家であって欲しいのです。
既成服では感じることが出来ない、オーダーメイドならではの着心地の良さを住まいでも実現したい。
住み始めたその日から違和感がなく、「ここち良い」と感じてもらえる家。
古くなっても修理しながらずっと使い続けたくなる道具のような家。
それが平岡工務店が目指す設計でありデザインです。
今のお住まいで帰宅してからの行動や、休日の過ごし方、新婚旅行の思い出や、今のお仕事をするきっかけ、学生時代の話など、一見、お家づくりに関係のない事のように思える話でも、人生のターニングポイントでの決断は大きなヒントになる事も多いものです。現在と過去を掘り下げてじっくりとお話しを聞き、そして未来の暮らしを想像します。
7つのデザインルール。
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1.お家の顔を意識する
換気フードやエアコンの室外機、電気メーターやテレビアンテナなど、住宅の機能を果たすために重要となる屋外の設置物は、できる限りお家の顔となる部分(通りから見た時よく見える部分)に出ないよう、間取りや位置を工夫してスッキリとした外観となるよう仕上げます。
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2.色のバランスを整える
外観も内観も、色のバランスしだいで、全く違った印象になります。洋服を選ぶとき思うことのひとつに、好きな色と似合う色は人それぞれに違うということ。お家も同じで、好きな色ばかりを集めるのではなく、住まう人に似合うかどうかという客観的な視点でもコーディネートしています。
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3.インテリアから考える
今の住まいで使っている家具や照明が、新しい住まいにも似合うとは限りません。特にサイズは間取りや空間の大きさが変わるため、そのまま使うと違和感を感じるようになります。そんなことが起きないように、プランナーとインテリアコーディネーターが連携し、家具の大きさや高さ、配置方法まで考えてご提案します。
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4.切り取る場所を見つける
眺望の良い立地条件であれば、開口を大きくするだけで外との繋がりを持たすことが出来ますが、そういった立地条件に恵まれなかったとしても、庭先の植栽や広い空、家と家の隙間から見える少しの眺望も見逃すことなく切り取り、お家の中に外との繋がりを設けます。
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5.外構もお家の一部
お家のデザインを考える時は、お庭やファサード(玄関周り)も含めて考えています。お家だけ造って外構は別の会社に頼んで下さいということはありません。外構もお家を彩る大切な要素として一緒に考えることで、仕上がりのバランスに大きな違いが出ます。
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6.可変性
お家を建てたときにお子様が小さくても、ずっと小さい訳ではありません。お子様の成長と共にライフスタイルは変化していき、いずれは巣立って夫婦二人で暮らす家になる。そんな先の未来を想像し、ライフステージに合わせて可変出来る間取りを考えます。
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7.灯を考える
日中の日の入り方や明るさを気にされることは多いですが、夜のお家の雰囲気まで想像されている方は少ないと思います。お家には昼の顔と夜の顔があることを想像し、日の入り方だけでなく、灯りをどのように配置するかを考え、陽が落ちてからも心地よく過ごしていただくための照明計画も怠りません。