不動産

バックグラウンドから考える物件探し。

物件探しの基準を駅までの距離で押し測るのが一般的な考えとなっていますが、私たちが不動産物件をご紹介するときに大切にしているのは利便性よりも地域性を重要視すること。
駅やスーパー、病院などが近くにあることに越したことはありませんが、小学校や中学校の状況、通学路、お住まいになっている周辺住民を含めた街の雰囲気など、その地域に馴染んで暮らしていくにはとても重要な情報だと考えています。

駅までの距離は、誰でも地図アプリで簡単に分りますが、地域の情報はそう簡単に集められるものではありません。
例えば、「あそこのパン屋さんが美味しいですよ」「この道は朝よく混むのでここを抜けた方が早いですよ」「この小学校は勉強熱心ですよ」「夏になるとここから花火が見えますよ」など、地元の工務店だからこそ分かる情報を交えてご紹介し、気になる物件が見つかれば現地に同行して、物件だけでなく周辺の環境も一緒に歩いて確認したり生活のイメージを一緒に作り上げていきます。

視野と目線の高さが違う。

工務店という建築目線に立って、不動産物件を見極めてご紹介できることも普通の不動産屋にはないメリットのひとつです。
周辺相場よりも安く販売されている物件には、思わぬリスクが潜んでいることがしばしば見受けられ、素人で見極めることは非常に難しく、不動産屋に勧められるままに購入して、後に大きなトラブルになることもあります。

土地であれば、道路との高低差が大きく、擁壁を建てなければお家が建てられない状況の場合、擁壁の価格を含めると周辺相場よりも高くなってしまったり、リノベーションの場合は一見綺麗に見える建物でも、壁の中を解体したらひどい雨漏りでカビが生えていたりなど、建築のプロが目利きをすることでリスクを回避することが出来ます。