大人ラフな家

大人ラフな家 【奈良県葛城市】

お家づくりの始まりは、一本のお電話でした。
「自分たちのこだわりを形にしたいけれど、予算とのバランスが…。」と、理想と現実の間で悩まれていた施主様。

ハウスメーカーや建築事務所など、多くの住宅会社を巡られた末に、最後に選んでくださったのが、地元・奈良に根ざした平岡工務店でした。

建設地は、ご親族が大切に守ってこられた緑豊かな土地。
私たちは、農地から宅地への転用手続きという、家づくり「一歩手前」の段階から並走させていただきました。

目指したのは、「大人っぽくてかっこいい、けれどラフさがある」住まい。綺麗な質感の素材を使いながらも、日常に馴染むカジュアルな装いに仕立てる――

まるで上質なレザースニーカーを格好よく履きこなすような、絶妙なバランス感覚を大切にした、ご夫婦二人のこだわりが形になった平屋の住まいが完成しました。

 

1758

暮らしに寄り添う独立ガレージ

平屋の母屋とあえて切り離して計画した「独立ガレージ」。
単なる車庫としての機能性だけでなく、建物としての美しい意匠も追求しました。
外装にはブラウングレーのガルバリウムを採用し、シンプルでスタイリッシュな佇まいに。
一方で内装には木毛(もくもう)セメント板を用いることで、無骨すぎない温かみのある格好良さを表現し、敷地全体で一つの美しい調和を生み出す、大人の秘密基地のような空間に仕上げました。

1953

ゲストへの配慮と賢い動線計画

ご友人を招くこともあるお施主様のライフスタイルを想定し、間取りには一工夫凝らして、玄関からリビングへの動線を「家族用」と「来客用」にセパレート。
これにより、生活感が出やすい冷蔵庫やバックヤードといったプライベートな空間を、ゲストの視線からさりげなく遮る設計にしました。
お互いが気兼ねなく、いつでも心地よく過ごせるパブリックとプライベートが両立した間取りです。

1954

ダークトーンと光が織りなす調和

グレー、黒、そして木の質感を厳選した、シックなダークトーンを基調とした室内。
一見すると落ち着きが勝る空間ですが、綿密な採光計画により、大きな開口部からたっぷりと自然光が注ぐため、圧迫感のない開放的な住まいを実現しています。
さらに、天井のルーバーが作り出す繊細な陰影や、床に段差を設けたピットリビングが空間に心地よいリズムを生み出し、上質で洗練された大人のリラックスタイムを演出します。