Ay様 奈良市 左官打ち合わせ

Ay様 奈良市 左官打ち合わせ

時を残して

気持ちの良い秋晴れの日が続いています。
朝の閑静なならまちを進んでいくと、歴史を感じる建物が見えてきました。
こちらは築百年以上の古民家。
当時の雰囲気を残しつつ、これから新たなお店に生まれ変わります。

元々は地面から50センチほどの高さにあった床が取り壊され、土が見えています。
家を支える柱の下の部分を見ると、大きな石の上に乗っかっていました。

古民家ではよく見られるこの建築法は「石場建て(いしばだて)」と呼ばれるもので、家の床と地面の間に大きな隙間があることで通気性を保ち、防蟻や防腐の効果があるのだとか。

石の上に乗っているだけなんて大丈夫!?と思ってしまいましたが、建築士の「築百年の功績があるからね」という言葉にはなるほど説得力があります。
実際に柱の状態は想像していたよりも悪くなかったそうです。
高温多湿な日本ならではの建築法といえます。

おそらく建築当初(=百年以上前)の釘。

住居だった頃よりも低い位置に土間を作るということで、この日は左官屋さんと建築士が土間の高さや壁の位置などの打ち合わせをしていました。
数週間後にはでこぼこした土の地面が綺麗な土間になり、そこから本格的に大工工事が始まります。

古民家の形跡を残しつつ、どのようなお店に変わっていくのか、経過を見守るのが楽しみです。