Kd様 奈良市 御幣筆入れ

Kd様 奈良市 御幣筆入れ

まあるい家づくり

早くも夏のような暑さです。
眩しい日差しが差し込む窓辺には、墨と筆、細長い木の板が用意されています。
上棟を来月に控えたKd様の、御幣の筆入れの日です。

御幣とは、新しく家を建てる際に祀る魔除けの神具です。
施工した会社名と施主様のお名前を裏表に書き、飾り付け、工事中の安全と家の繁盛を願うために取り付けます。
取り付ける場所は、家の一番高いところで屋根を支える棟木と呼ばれる木材。
家全体を見渡せる位置から、いつもお家を見守ってくれます。

さて、まずは字の練習から。
ご主人が半紙に「奉」の字を書いています。
練習の時点で「疲れた…」と溢してしまうくらい真剣です。

その様子を興味津々なお顔で見つめるお子様。
「僕も書く!」と言って筆を握り、書き始めたのは…

文字ではなく、大好きなパトカーのイラストでした。
無邪気な様子に、場の空気もふわっと和みます。

本番では「奉」の字からお名前までをご主人が、ご自分のお名前を奥様が書かれました。
そして一番下に空いたスペースには、お子様に何か書いてもらうことに。
お二人が両側からサポートしつつ、お子様の好きなように書いてもらった結果、迷いのない線で大きな丸を書いてくれました。

「パトカーのパの丸?」「一番達筆やなぁ」
掠れ具合が良い味を出している、なんとも力強い丸です。
この丸のように恙なく、やさしいお家づくりができるよう、私たちも気が引き締まる思いです。