Yz様邸 奈良市 現場調査

2025.04.17
Yz様邸 奈良市 現場調査
なりきり調査
川沿いに咲く満開の桜を眺めながら向かったのは、リノベーション工事の真っ最中のYz様邸。
この日は現場監督、プランナー、インテリアコーディネーターが集まり、現場調査が行われました。
現場調査と言っても様々ですが、今回は特に重要な調査です。
プランナーが描き上げた図面を見ながら、コンセントの位置や棚の高さ、照明の数などを実際に現場で確認し、変更する必要があるかないかを判断します。
調査は玄関からスタート。
棚の高さや奥行きが図面通りで問題がないか確認し、変更があれば随時書き込んでいきます。
電気のスイッチの位置が適切かを考える際には、プランナーが玄関の方から歩いてきてスイッチを押すという実際の暮らしを想定した動きをしていました。
この動きが、心地よく住みやすい家をつくるためには不可欠なものだそう。
玄関からランドリースペースを通り、リビング・ダイニングスペースへ。
そこで満を持して登場したのが…。
手先の器用なスタッフが作成した、手作り段ボールテレビその1(50インチ)とその2(45インチ)。
壁掛けテレビの適切なサイズを考えるために作られました。
テレビを掛ける予定の位置に段ボールテレビを掲げ、ダイニングテーブルを置く予定の位置に代わる代わる立ってみます。
「45(インチ)ちっちゃくないですか?
「見えにくいね」
「50(インチ)やね」
満場一致ですぐにテレビのサイズが決まりました。
一旦役目を終えた段ボールテレビ達ですが、この先も様々な現場で活躍してくれることでしょう。
お家づくりに「絶対」はありません。
人によって使い勝手の良い棚の高さは異なり、必要なコンセントの数も変わります。
この家に住む方が何をどう使うか、どんな動きをするか。
完成した家での暮らしを想像しながら、お客様一人一人になりきって行う調査の重要性に気付かされた一日でした。
お家の出来上がりが今から楽しみでなりません。