きめ細やかな平屋【奈良市】*

理想の住まいを求め、半年近く一緒に土地探しをしてようやく巡り会えたのは、住宅街の一角。そこからは小さな森が見え、自然を近くに感じられる場所でした。

ほんの少しの色の違いも敏感に感じ取られる施主様。
自然を感じとるように、施主様の大切にしたい「繊細さ」は何かを探しながら、色と素材、光の入り方、窓や家具の高さも0.5mm単位にまでこだわり続けました。

素材のテクスチャーや木目にこだわり、ナチュラルな木の温もりと少しのかっこよさをプラス。
美しい曖昧な色づかい(ニュアンスカラー)で、外観から室内への色のつながりを統一した平屋が完成しました。

 

 

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繊細さ

お子様や遊びに来るご両親が腰をかけて、靴を脱ぎ履きできるようにと取り付けた造作ベンチとアイアン手摺り。すっきりとした印象のミニマルデザインと色づかいだけでなく、使いやすい高さを何度も検証し、設置しました。

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third place(テラス)を軸に

テラスを軸に、キッチン、ダイニング、2.5畳のご主人の書斎をつなげました。テラスで遊ぶお子さまの様子を眺めながら、テレワークも可能。家にいながら外を身近に感じられる居心地のいい間取り。

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巡る間取り

各部屋をつなぐ役割の「廊下」はありません。主寝室と子ども部屋もクローゼットを介して繋がっています。脱衣・洗面室からキッチン、その奥に書斎。行き止まりがない間取りは、ストレスなく家中を巡ることのできる暮らし動線を生み出します。