自然光で暮らす家【広陵町】*

最初は漠然と「オーソドックスな2階建てのお家を建てるんだろうなぁーっ」と考えていたご夫婦。土地探しと並行しながら何度も完成見学会に参加していただく中で、ぼんやりとしたイメージだったものが少しずつ輪郭が見え始め、土地が決まってからは、土地の形状・特性を踏まえて、ご夫婦の理想の暮らしが実現できるようヒアリングを繰り返し行い、「半平屋」というスタイルにたどり着きました。

住宅密集地で、北側道路接道の細長い形状の敷地となっているため、南側を空けてお庭を作り、そこに光を落とすのがセオリーですが、半平屋構造のお家は1階部分の面積が大きく、敷地を目一杯使うために南側にお庭を計画することが出来ません。そこで、冬でも直射日光が取り入れられるよう、建物の中心部に吹き抜けを設けて、自然光を1階のLDKまで拡散させる方法を採用しました。

寝室は1階に設けてライフステージに合わせて、お子様が小さい時はリビングに散らかりやすいおもちゃをなおしたり、遊び場にしたりと使い方を変えられるように計画。2階部分は子供部屋と吹き抜けのみとして、ご夫婦が歳を重ねてからも2階に上がらずに生活できるような間取りになっています。

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吹き抜け

建物の中心に吹き抜けを設けることで、大きな窓から入る光をバウンドさせて1階のLDKに届けることで、日中は電気を付けなくても明るい光に包まれる空間に。建物の端に吹き抜けを設けるよりも構造的に安定性があります。

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半平家

お子さんが巣立った後、将来は1階だけで暮らせるように子供部屋以外の必要なものは全て1階に置くことで、家事動線も無駄のないスムーズな動きを実現している。

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機能美

人気のガス乾燥機をビルトインで納めた造作家具は、天板で衣類を畳んだりアイロンがけが出来るよう使う人のサイズに合わせて調整しています。洗濯機の上に乾燥機を配置すれば省スペースですが、身長の低い女性には使いずらく、見た目も美しくありません。