Km様邸 京都府相楽郡 BOX検査*

Km様邸の新築現場では、スイッチやコンセントなどの位置をお客様と現場で確認しながら調整していく「BOX検査」が行われました。

設計の担当者、現場監督、棟梁、お施主様が現場に集結し、脳内で完成イメージをすり合わせながら作業も併せて行います。

「ソファーの大きさはこのくらいで、造作の棚の開き方はこんな感じです」

その場で養生用のブルーシートの上にお絵描き。

「キッチンの開口部はこれぐらいの高さになります」

棟梁が現場の余材を使ってパンパンと手際よく柱に打ち込み仮設の壁を作ります。

キッチンからのリビングとダイニングへの目線を、図面の段階でも気にかけていらしたKm様。

棚の上のものをとる動作など、キッチンの使い勝手を体感していただきながら、

「もう少し低いほうがいいかな?」

と、微妙に開口部の高さ調整し、ちょっとした違和感を修正していきます。

気づけば現場にあった合板は机となり、脚立は椅子に、断熱材は壁となって、これから始まる新生活のシュミレーションコントのようになっていました。

オーダースーツをしつらえる時の補正作業のようなこの工程は、4時間近くに及びました。

Km様のライフスタイルにフィットする、この世にたった一つのオーダーハウスは12月ごろ完成する予定です。