カラーハウスとニャンコビッチ*

「んっ?!あれって売り物件?!」

それはゲートボールみたいな
ちっちゃな看板から始まりました。

最初、希望の土地を探してたのですがあんまりピンとくるのが全然なくて、
僕もダメもとで車でフラッと見に行ってたんですよ。すると、広い土地のど真ん中に「売り物件」ってゲートボールの
旗みたいにちっちゃな看板で(笑)。ホントめっちゃ小さかったんですよ。これ売り物かなって思うぐらい。
何か気になって帰ったけど、もう一度見たくなって。次の日見にいったら、
「あれなんか結構いい。というかめっちゃいい!施主様に合っているかな。」って。



調べたらインターネットにもまだ出ていない掘り出し物で。
施主様にもご提案すると気に入って頂き、運命的に土地が決まりました。



でも家を建てること自体、親御さまは最初大反対で。
最初一時間ぐらい「今の若いもんは、だいたいからしてこんなええ所住まんでええねん。分かるでしょ平岡さん!」
そこは反論もせず「はい!おっしゃるとおりです。」
「わがままもええところや!わしが金出しているんやし!」
そこも反論もせず「はい!おっしゃるとおりです。」
という話を何度か繰り返している合間になぜこの家づくりをしているかを話させてもらって、帰り間際にいきなり
お父さんが「な、お母さん。もうこの平岡さんに任せて進めて行くってことでどうやねん。せやろ?!」って(笑)。
全員ずっこけましたね(笑)。



「あんただけが大反対してたやん!」ってみんなでね(笑)。
改めてお父さんに「家を建てて下さい」と言って頂き、そこから家づくりが始まりました。正直嬉しかったですね。

ご提案は合計30 テイクぐらいしましたね。そして 260 時間ぐらいお打ち合わせしました(笑)。
ご主人さんも奥さんもシンプルにしたいけど、職業がクリエイターなので思考回路の情報が凄まじくて。
なんかもうご夫婦含めてみんなでイラストレーター駆使して外観パターンをいくつも造っていましたね。
この家には、それぞれルールがあって。いっぱい好きなんですよ。フェイバリットカラーもいっぱいあるんです。



猫もいるから猫のことも考えました。猫の本もめっちゃ買いました(笑)。
猫の気持ちになるために、どれが猫にとって気持ちいいのか。猫を飼っている人に聞いたり、猫の習性とか猫が高い所が好きだったり、日だまりが好きとか、
暑いときはぺたっと寝転がって冷たい所が好きだったりとか、「猫動線」を考え、また逆に、人も猫が楽しんだりしている所を見ている瞬間って楽しいんだろうなって。
その色んな要素を詰め込みながらご夫婦の気持ちをシュミレーションしていくというか。
大切なのはルールを「普遍的に変わらないもの」と「変わり続けれるもの」をつくって、
例えば、30年後に「壁紙を青にしたけどもう青って気分じゃない」ってなったらここの色を気軽に変えたり。
けど不自由なく満足している暮らしってのは普遍的で。



変わり続けれる要素を残しているっていうのはそういう所です。
だからいつでも簡単に変えれるようにしています。シンプルにお家をつくっています。
そして後は自分でカスタマイズして考えてもらって良いと思います。何かあったら僕たちがいますから。

〜実際に住んでみて〜くらしかたインタビュー

このお家を建てる前は、古民家賃貸に住んでいました。
隙間風や雨漏りなどの老朽化はもちろんのこと、日当りも悪く一年を通して朝と晩の時間の変化を感じられない家でした。
そんな不満を解消するべく自分たちの理想の土地、間取りで何度もプランを考えてもらってたら、いつの間にか1年半が経っていました(笑)。
ワガママにずっと付き合って下さった平岡工務店さんにとても感謝しています。



私たちは、個室のように区切られた空間が好みではないので、出来るだけ間仕切りを無くしてもらいました。
個室というとトイレぐらいですかね。あと色にも拘りました。その部屋ごとのイメージにあった色の壁紙にしてもらいました。
トイレにはブルー、洗面所にはライトグリーン、キッチンにはイエロー。
料理をする時は、このイエローを見て、たまご料理のようなあたたかくておいしい料理が作れる気分になってキッチンに立っています。

私の趣味の一つで、観葉植物を購入して家中に置いています。この家にしてから日光がよく入るので、どの植物もすくすくとよく育っています。
窓の近くにサボテンを置いたのですが、日の当たり具合が良いのか成長して今では天井に頭がついてしまっているほどです。


家中に置いた観葉植物に合わせてカエルやかたつむりなどのフィギュアも置いて、家を隅から隅まで楽しんでいます。
時々、仕事のお客様や友達が来られるのですが、トイレに置いたかたつむりのフィギュアを本物だと勘違いして驚かせた事もあります。
こんな楽しみ方が出来るのはこの家だからこそだと強く感じ、毎日どこにかたつむりを置こうか考えてしまいます(笑)。

私たち二人の希望だけではなく、いつも一緒に暮らしている猫のニャンコビッチの事を考えてもらい、間取りを設計してもらいました。
家の中にはキャットウォークを設置してもらい、楽しそうに家中をうろちょろしています。
午前中に家事を終わらせ、ちょっと一息入れようとリビングに向かうと私がよく座っている椅子にニャンコビッチがごろんと寝転がっています。
日光が良く入り、猫も心地よいのだと思います。なので、よく猫と椅子の取り合い合戦をしています(笑)。
ニャンコビッチも自分のお気に入りの場所を見つけたみたいですね。



2階のリビングは特にお気に入りです。
ここには今まで集めて来た本をたっぷりと収納できる本棚を造り付けてもらいました。この本棚は、たくさんの本が入るだけでなく、猫がいることも考えて職人さんが猫が本棚へ上がれる階段を作ってました。どこでも猫が楽しめる空間になっていて、気づいたら予想もしない意外なところに猫がいたりして、たまにビックリします(笑)。リビングのちょっとしたスペース。そこのソファーに座って本を読みながら時間を過ごす事がこの家でのひとつの楽しみとなっています。

奈良県奈良市


種別:新築戸建住宅
構造・階:木造従来工法 2階建て
建築面積:45.54㎡
延床面積:91.08㎡
家族構成:2名 (夫婦・猫1匹)

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