しっくりと馴染むシャツのような家【高の原】*

新築で購入したマンションの間取りに納得がいかず、自分達に合う空間にリノベーションしたいとご相談を受け、築0年のリノベーションを行うことに。

マンション特有のよくある間取りに、機能的な家事動線と収納をプラスして部分的に改装して快適性を高め、暮らしに彩を添えるインテリアをトータルでご提案をさせて頂きました。

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Before 和室・押入れ

押入れは収納量は十分ですが、毎日使うには奥行きが深すぎて、奥に置いた物が取り出しにくく、使い勝手が気になります。

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Before リビング

リビングの脇にある和室は、間仕切って客間としても使える利便性も確かにありますが、お子さんが遊んだり宿題が出来たり、室内干し場にもなったりする多目的なスペースにすることもできます。

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Before 子供部屋

壁に囲まれて圧迫感を感じやすい個室(子供部屋)を、和室やリビングへ通り抜けられるよう壁を取り除くことに。

子供部屋からリビング側を見た様子。

以前、壁があった部分にリビングへと繋がる「ウォークスルークローゼット」を設け、風通しや衣類の収納が便利になるよう考えました。

畳をタイルカーペットに張替、家族がゴロゴロと過ごせるスペースに。

備え付けのカウンターテーブルで、宿題やお絵かきなどを楽しめます。

クローゼットから衣装を選び、コーディネートチェック出来る姿鏡も完備。

室内干し場として冬の寒い時期には、床暖房で暖められた空間で乾いた服は、たたんだ後にすぐ横のクローゼットへ収納できる近い動線が便利です。

リビングに備え付けのTVボードは、サイズオーダーで壁と壁の間にピッタリ。

配線もスッキリとまとまり、壁面を照らす間接照明も仕込んでいます。

キッチンの入口に鍵を掛けられる片引き戸をご提案・制作。

新築マンションなのにリノベーション!?と驚く方もいるとは思いますが、

ご家族のライフスタイルにフィットように、必要な部分だけ作り変える。

そして、暮らしに彩を与えるインテリアをトータルでコーディネイトするだけで、何処にでもある一般的なマンションの1室が、
ご家族にしっくりと馴染むシャツのように、住み心地の良いものへと変わりました。

着心地の悪いシャツを着続けるほど窮屈なことはありませんから。