アクティブに、まったりと‥‥

アクティブに、まったりと‥‥

〝のこす〟と〝かえる〟を巧みに調整した
メリハリのあるリノベーション

「このお家に決めちゃっても、大丈夫でしょうか?」‥‥そんなご相談を受けたのが、こちらの住まいづくりの始まりでした。

自分たちで情報を集め、ついに見つけ出した理想的な中古住宅。
でもこちらのご夫婦はひとまず心を落ち着けて、
「この中古住宅は、〝リノベーションして新居とする〟のに相応しいものなのか‥‥」という不安な気持ちを私たちに打ち明けてくれました。
その判断に、「よくぞ聞いてくれました!」と心からの拍手を送りたい(笑)。
‥‥というのも、中古住宅の良し悪しを正確に判断するには、〝建築や住まいづくりのプロの目線〟が必要不可欠だからです。
どれだけ希望条件に合っていても、〝不動産屋さんとのやり取りだけ〟で購入を決断してしまうのは、正直なところオススメできません。

分譲マンションからの住み替えで、〝中古の一戸建て〟を探されていたお施主様。
しかし、お子様たちが転校・転園をせずに済むエリア内での物件探しはとても難航し、当社が最初に相談を受けた物件も「やっと見つかった理想に近いお家」だったそう‥‥。それでも私たちは〝プロの目線〟で調査を行い、結果的に「ここはやめておくべきです」とお伝えしました。

その後も引き続き物件探しのお手伝いをさせていただき、ほどなくして見つかったのが今のお住まいです。
こちら、私たちからすれば「超オススメ!」の物件でした(笑)。
以前のマンションから近く、通勤・通学・普段の買い物などに関する環境も前とほぼ変わらず。
建物は築20年ほどで、耐久性・耐震性に優れたRC(鉄筋コンクリート)造。
ただしそれだけの好条件ゆえに、予算の多くは〝建物と土地〟に割いていただくこととなりました。

‥‥ですが優良物件だからこそ、間取りや内装の改修費用を抑えられたのも事実です。
〝のこす〟べき部分はあえて触らず、〝かえる〟べき部分は一新させる‥‥。
そんなメリハリを利かせたリノベーションプランで、〝ご夫婦の理想〟をカタチにしています。

和室をつくり替えた玄関横の〝収納部屋〟は、ご主人の希望に応えた空間です。
玄関土間から靴のままで出入りでき、室内にはたくさんのアウトドア用品がきれいに並んでいます。
また、壁の仕上げをOSB合板にすることで、〝住み始めてからのカスタム〟も行いやすくしました。

対面式だったキッチンは、ダイニングとの仕切りになっていた壁を取り払い、LDK全体を広々と使える壁付けタイプに変更。
キッチン設備の上部には、奥様が個人輸入にも挑戦するほどこだわった〝ステンレス製の収納ラック〟が、さりげなくも美しく収まっています。

こちら、キッチン・トイレ・浴室などの住宅設備はすべて一新し、1階は建具も床材も壁紙も変更。
さらに2階の壁紙も貼り替えて〝住まい全体の装い〟はがらりと変わりました‥‥が、間取りについてはほとんど触っていません。
それにはRC造ゆえの制約もあったのですが、一番の理由は〝変更する必要がなかった〟からです。
しかしそれでも階段部分の壁をなくしたり、2階廊下にアイアン手すりを施したことで、
室内に居て得られる〝開放感〟や〝抜け感〟は大幅に向上しています。

~平岡工務店に依頼して~ お施主様インタビュー

このお家と出会う前は、「もうマンションリノベでいいんじゃない?」って夫婦で話してたくらいなんです。
‥‥条件に合う物件が、あまりにも見つからなくて(笑)。
でも、ずっと前から「一戸建てがいいな」って思ってたし、「マンションリノベでは意味がない」と思う部分もあったんですよね。
前のマンションは4人家族に十分な広さで、何かと便利だったんですが、8階までの荷物の上げ下ろしは大変で、車の出し入れにも時間が掛かって‥‥みたいなことは、間取りや装いとは別の問題だし。
あと、ワンちゃんも迎えたかったし(笑)。
そうやって悩んでいたときに、ここのお家が売り出されたんです。それで平岡社長と山下さんが一緒に見にきてくれて‥‥。

正直に言うと私、この建物を見た時は「これは違うな、ここはないな」と思ってました。
そう思いつつも室内をまわって、最後に屋上へ上がったら、平岡社長に「どうします?」って聞かれて。
それで内心は断るつもりで「ちょっと考えます」と答えたら、平岡さんが「えっ?なんで?」とおっしゃって‥‥めっちゃきれいな夕焼けをバックに(笑)。

あの時、この物件の〝価値や魅力〟をしっかり教えてもらって本当に良かったです。
ここを買って、リノベしてもらって、住み始めてしばらく経った今も、後悔してることはまったくないですから(笑)。

平岡さんって僕からすると、工務店の社長というより〝職人さん〟のイメージなんですよね。
物件を一緒に見てまわってるときも、壁の中まで頭を突っ込んで細かくチェックしてはるし‥‥。
そんな感じでめちゃくちゃ動いてくれはるから、「この人って、社長さんのはずやんな?」と最初は驚きました(笑)。

あと、何でもズバズバ言ってくれはるのが、僕らとしてはすごく助かりました。
例えば「ここの配電盤の蓋、古いままだと色あせてて目立つかなぁ」と言っても、「こんなの、前にタオル置くから気になりませんよ」とか(笑)。
‥‥細かいことですけど、こういったことの繰り返しで余計な出費を抑えてくれてたんですよね。

そういえば私、平岡さんに今も毎日感謝してることがあります!
2階の廊下にある〝アイアン手すり〟のことなんですけど、あれってほんとは予算的に厳しかったんです。
それでも私、どうしてもスケルトンにしたくって‥‥「どうにかしてほしい、アイアン風に見えるなら木のやつでもいいから」とかって一生懸命言い続けてたら、「もう分かりました、だったら他をこうして費用を捻出しましょう」みたいな提案をしてくれはって。
結局、オーダーメイドのアイアン手すりが付くことになりました!
その横を通るたび、「あぁ、これにしてもらって良かった‥‥社長、ありがとうございます!」と思ってます(笑)。

それから、ブラインドとカーテンのコーディネートをしてくれた『tecio』の森本さんにも、すっごく感謝しています!
種類も色も、〝私たち好みのテイスト〟や〝求めている家の雰囲気〟をしっかり理解した上で提案してくれて‥‥。
収納部屋に使ったカーキ色のブラインドも、リビングに使ったクリーム色のブラインドも、壁の色に合わせて森本さんがチョイスしてくれました。
それにリビングのリネンカーテンも候補を数種類まで絞ってから提案してくれはって‥‥私たちはヘリンボーン柄のものを選びました。
自分たちの好みに合って、でも自分たちでは見つけられないものを提案してもらえたのは、本当にありがたかったです!

こちらのお家の施工実例はこちら

>>「feel mellow」