理想の場所につくる、心地よい毎日

理想の場所につくる、心地よい毎日

物件ごとの心地よさを見極めて‥‥
リノベで実現させる、理想の住まいと暮らし方

初回のヒアリングから〝中古住宅の購入+リノベーション〟を希望されていた、こちらのお施主様ご夫婦。
住みたいエリアはもう決まっていて、奥様が電車で通勤しやすいよう駅からも近く‥‥といった条件での物件探しも、当社にてお手伝いしました。

〝中古住宅の購入+リノベーション〟で住まいづくりを行うとき、多くのお施主様にとって「物件を決める」という行為はとても難しいものです。
この物件はここが魅力的で、前に見た物件はあの部分が優れていて、その前の物件ならこの条件に当てはまる‥‥といった具合に、
候補に挙がった物件の〝いいところばかり〟を見てしまう‥‥。この思考に陥ると、〝最適解〟は出しにくくなってしまいます。

そんなときに思い出してもらいたいのは、「物件同士を比較しない」という方法です。
候補物件の1つ1つに対して、「この周辺環境なら、この建物なら、こんな暮らし方ができるかも‥‥」と考えてみてください。
すると〝本当に求めていた暮らし〟がより明確になり、〝その理想をかなえてくれるのはどんな物件なのか〟もしっかりと見えてくるはずです。

じっくり時間をかけてたくさんの物件を見てまわり、最終的にご夫婦が購入を決めたのは、閑静な住宅街に佇む築33年の一戸建てでした。
その街は奥様にとって馴染みがあり、普段の買い物やご夫婦それぞれの通勤、子育てに関する環境などもお二人の希望に沿っています。
また耐震や断熱など建物の性能面も、十分に満足できるもの。さらに既存の間取りも、ご夫婦のライフスタイルと照らし合わせて大きな違和感はありません。
この物件と出会えたことで、予算の多くを〝エリアと建物〟に割り振り、改修費用を抑えつつ装いは一新できる‥‥そんな住まいづくりを実現できました。

各空間のレイアウトはほとんど変えず、それでも壁付きだったキッチンは対面式に。
ダイニングとリビングの間仕切りは取り除き、LDKをオープンにつなげています。
そしてリビングと玄関ホールを区切る壁は、R(曲線)で仕上げました。
これは、「いつも朗らかなご夫婦のお人柄を表現したい」と思ってのご提案です。

装いは、〝和と北欧の融合〟をテーマに1階全体を新しく‥‥リビング部の障子などはあえて残しつつ、
奥様がお好きな北欧ヴィンテージデザインの家具もなじむ空間をつくり出しました。

また、「車をいつでも洗える環境がほしい」というご主人の希望に応えるべく整えたのは、水道や屋外コンセントも備わる使い勝手の良いカーポートです。

お施主様ご夫婦が望んでいたのは、〝ゆったり感〟のある暮らし。
周辺環境も間取りも装いも、お二人の理想がかなった素敵な住まいが完成しました。

~平岡工務店に依頼して~ お施主様インタビュー

平岡工務店さんに相談するよりも前の段階では、新築での住まいづくりも検討していました。
‥‥いわゆる大手のハウスメーカーにも行ってみたんですが、住みたいと思える地域に土地を買って、さらに新しく建物を建てるってなると、
やっぱり予算的に「とてもじゃないけど、難しいのかな?」と。
それでたどり着いたのが、〝中古物件のリノベーション〟という住まいづくりの方法だったんです。

平岡工務店を知ったきっかけ‥‥は、なぜかどうしても思い出せなくて(笑)。
でも、「平岡工務店はリノベーションでも素敵な家をつくっている」というのを、雑誌か何かを見て強く感じたんだと思います。
初めて相談に行ったときに「ここなら任せて大丈夫!」と思ったのは、不思議としっかり覚えてるんですが‥‥(笑)。

平岡さんから出していただいた〝リビングの提案〟は、僕の印象に強く残っています。
その提案は、今テレビが置かれている場所に、壁を新設するというものです。
この家は改修前からリビングと和室が横並びになっていて、その境界部分は襖を介して大きくつながっていました。
そんな状態を先に見ていたので、「こうやって広々と使えるのはいいかも」と思っていたんですが、平岡さんは「壁をつくりましょう」と‥‥。
よくよく聞けばこの提案は、「大きなテレビでスポーツ観戦したい」という僕の憧れをかなえるためのものでした。

私もこの提案は、とても意外に思いましたね。もしかすると、ちょっと抵抗感さえあったかも(笑)。
だってリノベーションって、「とにかく広くなるように、可能なだけ壁を抜く」っていうイメージだったので。
‥‥でも平岡さんは、「LDKにこれだけのスペースがあれば、和室とリビングをはっきり区切るのもアリですよ」って。
それで思い切ってやってもらったら、今となっては「本当に良かった!」と感じています。
実際のところ、「この壁がなかったらテレビはどこに置くの?」って思うし‥‥平岡さんは私たちの想像より〝ずっと先を見た提案〟をしてくれてたんです(笑)。

そうそう、意外だったことと言えば、〝打ち合わせの雰囲気〟も私の想像とは少し違いました。
住まいづくりの打ち合わせって、会議室でみっちり‥‥みたいなイメージを持ってたんですよね。「早くあれを決めなアカン!次はこれを決めなアカン!」みたいな感じで。
だから初めての打ち合わせに行くときは、ちょっと身構えてました(笑)。
でも実際の打ち合わせはすごく和やかな雰囲気で、ある時には旦那さんと娘が散歩しに出て行って、
それを窓から眺めつつ皆で「あんなとこまで行ったねー」とか話してたり。
そういう時間を繰り返していくうちに、いろんなことがちゃんと決まっていってました(笑)。

あと僕には、今回の住まいづくりを通してすごく感心したことがあって‥‥。
平岡工務店のスタッフさんって、誰もが施主に対して本当に一所懸命というか、親身になって考えてくださるというか、それが本当にすごいなぁと。
「本当に良くしてもらった」「何から何までお世話になった」という印象で、本当にその‥‥「足向けて寝れないなぁ」という感じですかね(笑)。

皆さんそれぞれが個性的なんだけど、芯のところに〝お客様のために〟みたいなものがあるんだと思います。
だから私たちは何でも気兼ねなく相談できるし、安心して任せられる。
あとコーディネートを担当してくれた森本さんの〝コミュニケーションおばけ〟っぷりも、私としてはとても頼りになりました(笑)。
ヴィンテージ家具のショップにも同行していただいて‥‥その道中の会話は、住まいづくりの楽しい思い出になっています!

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>>「おおらかな家」