平屋に積み重ねる豊かさ*
シンプルな美しさを構築する、
単純ではないこだわり
新居を構えるのなら、住み慣れた土地に…。できれば、自然を近くに感じられたら…。
そう話しておられたご夫婦と〝想い〟を共有し合い、土地探しの段階からお手伝いをさせていただきました。
熱心に取り組んでくれた奥様はおそらく、不動産業者よりも多くの土地情報をお持ちになっていたと思います（笑）。
土地が決まり、ご提案した間取りのファーストプランは大きく分けて2つ。
一方は「2階建てプラン」で、もう一方は「平屋建てプラン」です。
…後日お聞きすると、もともとご主人は〝戸建て派〟で、奥様は〝マンション派〟だったそう。
平屋の住まいはマンションのようにワンフロアで生活を完結でき、それは奥様が望んでいた暮らし方でした。
そして、庭やテラスなどで外部の空間も暮らしに取り込めるのは、戸建て住宅ならでは。これは、ご主人が求めていたことです。
土地の魅力を活かすため、こちらとしても〝推し〟と思っていた「平屋戸建てプラン」は、ご夫婦にとっての〝最適解〟となりました。
〝美しくつくる"をテーマに、壁紙はニュアンスカラーを使い分け、床・家具・建具も質感や木目にこだわってセレクト。アイアン素材や植物も程よく取り入れ、ナチュラルさの中に〝少しのかっこよさ"をプラスした室内のコーディネートは、鋭い感性をお持ちの奥様にもご満足いただける仕上がりとなりました。
リビング・ダイニングからつながるタイルのテラスと、テレワークでの使い勝手を入念に検討した書斎は、ご主人の〝住まいに対する理想〟をカタチにしたもの。
この書斎にある窓からは、テラスで遊ぶお子さまの様子も、少し離れた場所にある森の緑も見ることができます。
廊下のない〝巡る間取り〟は、平屋だからこその暮らしやすさを追求した結果です。
その上であえて広々とさせた玄関部は、ご家族の毎日に〝ゆとり〟を与えてくれる空間となりました。
素材・色使い・ディティール・空間レイアウト…何もかもをきめ細やかに計画したこちらは、
すべてが絶妙に、かつ美しく混ざり合った住まいです。
～平岡工務店に依頼して～ お施主様インタビュー
平岡さんに住まいづくりの相談をする前から、「平屋建てのお家がいいな」っていう気持ちは少しあったんです。
でも、土地もまだ決まっていない段階だったので、そこまではお伝えしていませんでした。
だから、最初にもらった間取り図に「平屋建てプラン」があったのは、ちょっと興奮したというか…。
私も鳥肌が立っちゃって（笑）。
プラン内容も、事前にお話ししていたことがしっかり反映されてて…「もう完璧！」ってなりました。
正直に言ってしまうと僕たち、もう一つの案として出していただいた「2階建てプラン」の説明は、ほとんど聞いてませんでしたから（笑）。
たぶん平岡さんご自身も、平屋建ての方に力を入れてたんじゃないかなって思ってます（笑）。
私たちって、平屋で建てることを決めてからも〝完成見学会〟にはいっぱい行ったんです。
特に平屋のお家の完成見学会に参加したんですが、それがとても良かったですね。
本当にいろいろ、参考にさせてもらいました。
うちの奥さん、前々から〝家を見ること〟だったり、〝間取り図を見ること〟だったりが趣味だったんです。
家族でテーマパークに行っても、建物ばっかり隅から隅まで見てて（笑）。
それにここのキッチンも、自分で絵を描いてたくらいで…。
そうそう、自分で描いたキッチンまわりのデザイン図を平岡さんに見せて、窓をつけるっていうアイデアを足してもらって、〝思い描いていた以上のキッチン〟をつくっていただきました！
収納力のあるカップボードも本当に使いやすくて、引き出しごとに「これはよく使う1軍の食器、これは2軍の食器…」みたいな分け方で収納してます（笑）。
…あと、学生の頃に建築を勉強してたっていうのもあって、構造とかも気になっちゃうんですよね。
だから、この土地にもともと建っていた古家を解体する時も、建築中の現場にも、かなり頻繁に通わせてもらいました（笑）。
建築現場を快く見せていただけるのは、とてもありがたかったですね。
僕のまわりで家を建てた人に聞くと、「普通はそんなに見せてもらえない」っていう意見が多くて。
現場を見せてもらいながら、棚の位置だったり高さだったりを調整してもらえからこそ、
不便さを全く感じずに暮らせているんだと思います。
工事が進んでいく経過の写真は、全部をプリントアウトして、ファイリングしています（笑）。
私たちが現場に行ってない時の様子も、スタッフさんたちが撮影して、逐一送ってくれて…。
このアルバムには〝住まいづくりのストーリー〟が綴られているので、我が家の大切な宝物ですね。
あと私は、古家の解体現場を見せてもらった時のことも印象深く心に残ってます。
たったお一人で、すごく丁寧に解体作業をされていたのが衝撃的で…。
近隣への騒音も少ないし、埃もあんまり出てないし…本当に、瓦の一枚一枚を「コンコンコン、カタッ…コンコンコン、カタッ…」って、ずーっとそれを繰り返してる感じで、
重機で一気に「どーん！」じゃないことに、すごく驚きました。
たぶん、引っ越してきてからのご近所付き合いがスムーズにできたのは、
そういった細かな配慮が多少なりとも影響してるんだろうと思いますね。
僕は平屋のお家で暮らすのが初めてなんですけど、
間取りのことで気に入ってるのは、"全部の部屋がフラットにつながってること〟です。
LDKは、子ども部屋とも洗面室ともつながってるし、主寝室と子ども部屋もウォークスルーのクローゼットから行き来できます。
行き止まりなく家中をぐるっと移動できるので、うちの子はいつも走りまわってて（笑）。
これって平屋のいいところだと思うんです。…子どもだけに限らず、家族みんなの気配をいつも感じられるから。
ちなみに私は、祖母の実家が平屋なんです。
そのことがたぶん、今回の住まいづくりに少しだけ影響している気もしてて（笑）。
玄関を広めにとってもらったり、そこに座れる場所があったり…。
それから、提案していただいた中からこちらで選んだ家具が、後で調べてみると祖母の実家の家具と同じメーカーでした。
小さな頃から見てたもので、玄関のことも家具のことも「素敵だな」って思ってたから…無意識だけど、私も理想になっていたのかも知れませんね。
とにかく、僕たちにとって平岡工務店さんとの住まいづくりは、本当に楽しい時間でした。
この期間は、「住まいづくりが趣味」っていう状態でしたね。
完成が近づいていた頃は、「私の趣味がなくなるー」「さみしいー」って思ってたんですが、
今はガーデニングだったり芝刈りだったりが楽しくて（笑）。
お家で楽しめるこの新しい趣味を、日々満喫しています！
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>>「きめ細やかな平屋」