時間の粒をそろえる家【王寺町】*
香芝市にお住まいだったSk様より、問い合わせを頂いたのは、2年前の蝉の鳴く頃でした。
一緒に土地探しをさせて頂ながら、玄関から中庭が見えたら…スタディースペースの分け方や子供部屋との距離感…マンションのようなワンフロアーな動線など、具体的ではなくとも「お家のイメージ」を共有させて頂きながら、まるで散歩をしているような土地探しでした。
親しみを感じる土地に巡り合え、スタートした家づくりは、シンプルな動線で、自分のリズムを整えることができる平屋でした。
ファサードには玄関扉しかない、リビングの扉はないなど、「ない」ことで、余白やゆとりを満たしつつ、読書をしたり自分時間に浸れる、「整う広縁」「スタディースペース」を兼ね揃えたデザインとなっています。
整う広縁
リビングやダイニングとは別に設けた広縁は、お茶を飲んだり読書をしたりと、社会生活の時間から自分時間へと整えることができるスペース。
Less is more
ファサードには玄関扉しかありません。また、玄関ホールとリビングとの間にも扉がなく、ゆるやかに繋がる空間へと…。「ない」ことで、余白やゆとりを満たすデザインに。
手軽な暮らし
物は最小限、収納量の安心感よりも手軽に物の出し入れを重視した造作キッチン。